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文亮[ぶんすけ]

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第81話 ジャージ(2)

2017/06/02 Fri 08:45
category - エッセイ
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 ジャージの類の場合、そのスボンがずり落ちないようにするためにベルトのようなものが使われることは、まずないだろう。僕自身、そんなことはしたことがないし、そんなことをしている人を見たこともない。第一、ジャージのズボンにはジーパンやスラックスにあるようなベルトループが付いていない。付けようと思えば付けられるのであろうが、敢えてそこまでする人を僕はこれまでに見たことがない。
 ジャージのズボンを穿いた場合、(色々な方法があるのだろうが)ズボンの腹周り部分に内包されている、適度に伸縮するゴムバンドによってずり落ちないようになるか、もしくは同様に腹周り部分に内包されている紐なりを結ぶことによってズボンがずり落ちないようにするか、が一般的だろう。
 もちろんゴムバンドの場合も紐を結ぶ場合も、締め具合は着ている人間の腹周りが苦しくないレベルだ。腹周りが苦しいと感じればゴムバンドを緩いものに替えたり、紐の結び具合を緩めたり、もしくは単純にジャージそのものをサイズの大きなものに替えたりする。つまりはジャージを着用するというシーンにおいては、腹周りが苦しいというような状態にしておくことは、まずないのである。
 ゆえにジャージのズボンの類ばかりを日常的に穿き続けていると、当然ながら腹周りの変化に鈍感になる。ベルトを使用していれば「この穴だと腹がきつくなった」という具合に腹周りの太り具合に対する警戒感が否応にも芽生えるだろうし、ジーパンやスラックスなら、それそのものに窮屈さを感じて「ちょっとダイエットしなきゃまずいかな?」などと思ったりするだろう。だがジャージのズボンの類だと、このような肥満危機警告が発せられることはない。むしろそれらを自身が気付かない間に日常の「当たり前」の一部として取り込んでしまう。それは「歪んだ優しさ」以外の何物でもない。そんな状態に20年もの間居続けると、人間の体というものは、いったいどうなってしまうのか?

 まずは腹が出る。間違いなく出る。見下げれば自分の一物が完全に隠れてしまうほどに腹がポッコリと出るのだ。しかも醜く出る。三段腹どころではない。細かく見れば四段か五段くらいある。
 腰の周りにも贅肉がつく。それはそれはだらしなく贅肉がつく。手で簡単に掴めるくらいにだ。
 以前は何の問題もなく穿くことができたジーパンがいつの間にか穿けなくなる。
 体が楽さに慣れてしまって、たるみまくる。
 もちろん体重も増える。ある日久しぶりに体重計に乗り、それに示される数値に絶望的な悲しみを感じてしまうくらいに増えているケースもある。

 定期的に何らかのスポーツをする等、しっかりとした運動を続けていれば、酷くなることはないのだろうが、多くのサラリーマン、特に中年以降のオッサンになると、なかなかそういったことをするのが億劫になり、強いきっかけ等がなければ日々の楽さにズルズルと過ごしてしまう。
 ご多分に漏れず僕もこれといった運動などほとんどすることなく過ごしてしまった。
 結果、鏡に映る自分の姿は中高年のオッサンによく見られる、胸辺りの筋肉は削げ落ち、腹が脂肪でぽっこりと出て、腰辺りには余分な贅肉がぶら下がっているという典型的なものになった。そこに筋肉のない細い手と足が二本ずつ伸びているのだ。
 これは酷い。鏡に映るその姿は自分でも醜悪至極と思わずにはいられないほどだった。だからまだ僕が経験したような状態になっていない人に警告したい。

 普段着にジャージを常用してはいけない。

 いや、この考えを押し付けるつもりは毛頭ないが、それでもジャージの常用は避けることをお勧めしたい。
 何が良くないって、あの腹周りに内包されているゴムバンドや紐だ。楽なレベルで締め続けると知らぬ間にそのレベルは果てしなく緩んで行く。
 更に良くないのは、あの伸びる素材だ。いきなり極端に肉がついたのであれば気が付くだろうが腹や腰につく贅肉は徐々に少しずつ
忍び寄ってくるものだから、なかなか意識し辛いものだ。なのにジャージの、あの伸びる素材の中に埋没していたら、それに気づくことがないに等しくなってしまう。

 体は正直だ。楽な格好をすると、体はそれが導く結果になってしまう。欲望に任せて大食いを続けるのと同じだ。歯止めがなくなると体は楽な方へ楽な方へとなびくのだ。
 だから再度警告したい。
 今、ジャージの類を常用されている方、特別な事情がないのであれば、できるだけ常用は避けた方がいい。定期的に運動をするなりして体力や体形などを一定の水準で維持されていたりしているのであればいいが、そういったこともせず、単に楽だからという理由で常用しているのなら、一度自分の体形なりをチェックしてみて欲しい。
 それは難しいことではない。例えば下着姿(いや、できればボディラインがはっきりとわかる恰好がいい)になって、自分のその姿を鏡に映すだけでいい。それだけで何か自分の頭の中に過る思いがあるはずだ。僕の場合、まさに「典型的な中年オヤジの体」で、それは「醜い!」の一言に尽きるものだった。そして色々考えた結果、ジャージといった楽な服を常用し続けた結果が、こうなったことの一因だと思えた。
 もちろんその結果というものは、ジャージをはじめとする楽な服を常用していたことだけによるものではない。他にも原因はあるだろう。だが僕に関しては一因であったことには間違いない。
 事実、2年ほど前から僕は極力ジャージの類を着ることをやめ、ジーパンを穿くようにした。最初はきつかったが、一ヵ月ほど続けると慣れてしまった。その点においては、やはり体は素直だと思った。今では結婚した頃に穿いていたジーパンが穿けるまでになった。それがすべてジャージの類を着ることをやめ
たことでもたらされたというわけではない。他にも適度に運動したり間食を控えたりするといったことをした。だから必ずしもジャージ云々という話にはならないのだろうけれど、ジャージを常用しないと決めたことは、少なくとも意識の上では僕に十分な効果をもたらしたと言って良い。

 だからそこの奥さん! ご主人さんに、いつまでもカッコ良くいて欲しいと願われているのであれば、必要以上にご主人さんにジャージを勧めないで欲しい。
 楽だから。
 汚れても気にならないから。
 洗濯も手間がかからない。
 安価だ。
 確かに、主婦という立場で考えてもジャージには重宝に思える理由が色々ある。捨て難く思う気持ちは僕にもよくわかる。しかし、それに胡坐をかき続けてはいけない。下手をするとかつての僕のように、ご主人さんが「典型的な中年オヤジの体」になってしまう恐れがあるのだ。もちろん女性にだって同じことが言える。いやもしかしたら男性よりも女性の方がその恐れが大ではないか?
 僕の個人的かつ勝手な考えだけれど、中高年になって夫婦揃って典型的な「中高年体形」になっているのは、あまり褒められたものではない。やはり相応に健康的な体形でいたいではないか。だからどうかその辺りを気をつけて頂き、「ジャージの常用はほどほどに」と申し上げておきたい。






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