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文亮[ぶんすけ]

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第82話 写経(1)

2017/06/05 Mon 11:06
category - エッセイ
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◆最近の日課、いや日課とまでは言えないか、要は思い立った時にやっていることなのだけれど、表題にあるとおり僕は写経ということをやっている。写しているお経は世間でも馴染みのある「般若心経」だ。
 数年前に写経に適したノートの類(と言うか本と言えばいいか?)が販売されていて、実はその際に少々興味を持った。しかし結局その時は、写経するのにお金を出してまでこういうものを手にする必要はないだろうという思いに至り、それで立ち消えてしまった。それ以降は特に「写経」に何の思いも持たなかったのだけれど、最近になってある理由でその気になってしまい、般若心経を写経、いや「写経」と言うよりも「書き殴る」の方が適切だろう、そういうことをするようになった。
 断っておくが僕は別に宗教に熱心な人間ではない。家としては一応仏教なのだけれど、だからと言ってどこかのお寺によくお参りしているとか、家で毎日お経をあげているとかのような宗教活動は日頃一切やっていない。もちろん人に信教を勧めたりすることなんてしないし、見るからに怪しげな壺を高価で売りつけるようなことも絶対にしない。宗教なんて単なる文化の一つだという程度にしか思っていないからクリスマスにはクリスマスケーキを食べるし、ハロウィーンにはテレビで映し出される仮装にニヤリと笑ったりする。そもそも結婚式を神道形式で行った人間だし、たぶん葬式は仏教形式で行うことになる。要は日本のどこにでもいる典型的な「宗教に無頓着な人間」なのである。
 ではそんな僕がどうして写経なんていうことを始めたのか?

 主たる理由はペンを使って書くための筋肉を保持するためだ。
 仕事柄もあって僕は30年以上、毎日のようにキーボードを叩いている。昔はまだペンの類で書類や資料を作ったりすることがあったが、PCが個人レベルにまで普及し始めると、もうほとんどがキーボードを叩きマウスをクリックするだけになってしまった。もちろんペンの類を使って文字を書くという機会は今でもあるが、かつてに比べればそれは激減している。下手すると1週間や2週間はまったくペンの類に触れないということもある。スマホやタブレットの使用も当たり前になった昨今だと、尚更そういうことが多くなった。
 そうなると手の筋肉や腕の筋肉は確実に衰える。普段使っているのならともかく、使わなくなった筋肉は間違いなく衰える。若い頃はそのスピードが気にならないものだが、中高年になってくると段々それに気がつき始める。そして「あれっ?」と思った時にはペンの類を使って書いた文字が見事にミミズが這ったような形を描くのだ。
 キーボードばかりを叩き続ける生活を送っているとそれはもう本当に顕著だ。キーボードやマウスのための筋肉は保持されてはいるものの、その代償としてペンの類で字を書くための筋肉は確実に衰えてしまう。指であれ手であれ他の筋肉同様、使わなければ衰えるのだ。本当に人間の体というのはうまく、かつ正直にできているものだ。

 僕は数年前にこれに気が付いた。ペンで文字を書こうとすると手や指にうまく力が入らなくて、ものの見事に紙上にミミズが這った。力を入れれば入れるほど手や指がわずかに震え続けるのだ。これは例えるとするなら普段まったく運動していない人間が、久しぶりにいきなり過度に運動してしまった時、足腰が自分の意思とは関係なくガクガクと震えてしまうのと同じだ。指、手、腕の筋肉にペンを使って文字を連続で書き続けるための力がなくなっているのである。場合によっては手に痛みが走ったりもする。(同じような症状に「書痙」というものがあるが、これは文字を書くことを常日頃行い続けている人や緊張しやすい人に起こるものらしいから、僕のケースとは少々違うように思える。)

(次回「第83話 写経(2)」に続く)





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