ヘッダー画像

記事執筆者

文亮[ぶんすけ]

Author:文亮[ぶんすけ]
 
ようこそ。
文書き屋日碌
[ふみがきやにちろく]へ
作家もどき? いえ、作家きどりのオッサンです。
もちろん記事はすべて自分で書いています。
 

最新記事

カテゴリ

最新コメント

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
556位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
46位
アクセスランキングを見る>>

月別アーカイブ

Access(P)

Access(U)

呟いてます

宣伝

ラジコンのことなら


結果にコミット


プリンターのインクなら


パソコンなら
デル株式会社

自動車保険やバイク保険なら
チューリッヒ保険

アフィリエイトするなら
    
            

第91話 アンケートで郵便番号を入力するか?

2017/06/16 Fri 08:47
category - エッセイ
コメント - 0
                         
このエントリーをはてなブックマークに追加
◆僕はネットのいくつかのアンケートサイトに登録している。そういったサイトに登録されている方々ならご存知かと思うが、それらからは毎日のように多種多様なアンケートの回答依頼が来る。それらに答えるとアンケートの内容によってポイントが付与され、それが一定数貯まると現金をはじめとする様々な特典に交換することができるのだ。
 僕もこれまでにアンケートに回答したことによって得たポイントで様々な特典を得た。もちろんそれはそんなに簡単にもらえるものではない。アンケートに答えたことによって得られる微々たるポイントを、本当にちょっとずつ積み上げ続けた上でのことだ。
 例えばあるアンケートサイトでは500円の謝礼を得るためには半年くらいの期間を要する。それは半年間じっと待てばいいというわけではない。半年間の間に公開されるアンケートを毎日チェックし、こつこつと答えていくということをし続けるのである。チェックを疎かにすると、気が付いた時にはアンケート募集上限数に達してしまっていたり、もしくは回答期間が終了してしまっていたりしてポイントを稼ぐチャンスを逃す。アンケートに答えることができたとしても得られるポイントは、せいぜい1~10ポイント程度だ。一つのアンケートで大きな成果が得られるケースは、まずないと言っていい。だから本当に毎日欠かさずチェックし、コツコツと回答し続けて行かねばならない。

 そんな面倒臭いことをよく続けられるものだと思われそうだが、実際のところ自分でもそう思っている。いい加減に止めたいと思っているのだが、ちょっとした時間が空くと習慣みたいになっているのか、ついついチェックして答えてしまう。お知らせのメールなんかが来ていると、必ずと言っていいほど回答作業に勤しんでしまう。そして半年くらい過ぎて特典に換えることができるくらいのポイントに近づいてくると躍起になってしまうのだ。一度特典を得た経験をしてしまうと、空いた時間にコツコツやれば微々たる額ではあるが、ちょっとしたこづかいが得られるという経験にもなってしまうからだろう、なかなかやめられなくなってしまっているのだ。別に悪事をしているわけではないので気にすることでもないのだが、これがいつまで続くのか、それを自分の性格と経済的事情を鑑みながら考えてみると、おそらく死ぬまで続けてしまうのではなかろうかと思うわけで、それはそれでちょっとウンザリしそうになる。

 なかなか本題に入らないという僕の悪い癖が、またまた出てしまったので強引に本題に入ろう。

 最近のアンケートの内容に顕著に見られるようになった質問項目がある。それは郵便番号を入力させることだ。
 これは(僕個人の経験上になるが)以前はあまり見られなかった。たいていの場合「お住いの地域」ということで都道府県を指定させられるか、更に突っ込んだ場合でも市町村を指定させられるレベルまでだった。ところが最近のアンケートでは、そういった都道府県や市町村の指定ではなく、いきなりお住いの地域の郵便番号7桁を入力して下さいというような質問が目立ってきた。もちろんこれは任意回答ではなく必須回答であることがほとんどだ。だから入力しないと次の質問に進めない。

 僕はこの「郵便番号を入力して下さい」という類の質問項目に、いつも躊躇してしまう。いや、この質問が出てくると途中でアンケートを止めてしまうことが多い。

 理由は簡単だ。一度ネットで郵便番号検索をしてみるとよくわかる。
 例えば郵便番号検索などで郵便番号7桁を入力すると、都道府県や市町村はもちろん、詳細な地域名まで検索される。僕が住む地域の場合は地域内にいくつかの「丁」という区分けがあるからまだいいが、「丁」がない狭い地域だったりすると、それで自分がどこら辺りに住んでいるかがほぼ特定されてしまう恐れがある。
 各アンケートサイトでは、アンケート内容は統計的に処理されて各個人が特定されるようなことはないと謳っている。回答内容は考えようによっては個人情報の類にもなるのだろうから、やはりそういう扱いとすることが大前提だろう。それにおそらくアンケートの回答件数なんて数千、数万というレベルになるだろうから、いちいち一人一人の回答内容を一つ一つ調べるなんてこともしないだろう。だから僕の考え過ぎなのかも知れない。

 しかし僕はどうしても気になるのだ。長い間コンピュータに携わってきた人間として、どうしても引っ掛かるのだ。

 というのもアンケートで回答された内容は膨大な量のデータとなって残る。それはおそらく保存しておく媒体の容量の問題もあるから、永遠に残されるわけではない。おそらく一定期間(これは各業者でまちまちだと思うが数年間くらいといったところではないかと推測する)が経過すると破棄されるだろう。しかし一定期間は残るのだから、やろうと思えばそのデータを本来の目的以外のことで使うことは、いくら「統計的な処理にしか使わない」と公言していても、できないことはないのだ。それが証拠に過去にそういった情報流出事件が何度も発生していて、その都度新聞を賑わせている。いくらシステム上で歯止めをかけていても、それを運用している人間のモラルが追い付いていなければ、いつ流出したっておかしくない。

 更に僕が危惧しているのは、データの持ち方だ。これは専門的な話になるので一般の人にはわかりづらいが、データというのは、その特性上、何種類ものデータが関係しあって成り立っている。
 例えば個人のプロフィール情報なんていうものは(もちろんデータ設計によるので必ずしもそうだとは言えないのだけれど)氏名データ、住所データ、電話番号データ等々、その属性ごとにデータを持ち、それぞれのデータ内に持つキー項目(例えばID番号など)で紐づけられていたりする。これは昨今では当たり前となった関係データベース管理システム(RDBMS)での基本的な使い方だ。一つのデータに長ったらしくすべての個人情報を格納しているというわけではない。様々な属性のデータが数多く存在し、それらが互いに紐づけ合っていて、切り口によって様々な入力情報となって目的とする処理が行われ、その結果が得られることになるのだ。
 だから僕は思うのだ。アンケートで回答したデータも、やはり使いようによっては個人を特定されてしまうものではないのかと。特に郵便番号なんぞを入力してしまうと、更にそれが可能になりかねないのではないかと。

 これは防犯上も好ましくない。

 いいや、もっと怖いのは、回答したアンケートデータが会員個人のデータに紐づけられるようなデータ設計になっている場合だ。これはもちろん公にはしないだろうが、様々な事情を考えると回答されたアンケートデータが、どの会員によるものかを調べることができるようなデータ構造になっている可能性が高いと思う。もし僕がデータ管理者なりデータ設計者なら、おそらくそれが可能であるデータ構造にするだろう。でなければ何か問題が発生した時、例えばアンケートデータを流出させてしまった場合などに、どれだけの会員に影響が及ぶかが把握できない。「アンケートデータが誤って流出してしまいました。でもどなたが回答されたデータなのか把握できません」では話にならないのだ。そんなことになったら、そのサイトの信用はガタ落ちで死活問題に発展するだろう。そう考えるとすべての回答データは内部ではどの会員が回答したものかが(例えば通常運用ではない特別な方法を使うこと等によって)はっきりとわかるようになっているに違いあるまい。

 だが考えるに結局こういうことはアンケートに限ったた話ではない。ネットのサイト、それがアンケートサイトであれ通販サイトであれ、個人情報を登録した時点で、どこでもリスクは同じなのだ。それを考えると僕たちがすべきことは、できるだけ個人情報を公にしないことや、サイトの信用性などをきちんと確認することか?

 そんなことを言っても無理か。現在では個人がサイトの信用性を判断するのは至難の業だ。ましてや個人情報などが、どこかに流用されてしまうリスクの有無の判断など不可能と言っていい。

 そんなこんなで、これからも僕はアンケートの質問項目に郵便番号の入力を見つけたら、やっぱりそのアンケートそのものへの回答自体をやめるだろう。個人を特定され兼ねないものを自らの手で、いたずらに増やすべきではない。もう手遅れかも知れないが、やはり慎重にならざるを得ない。用心するに越したことはないのである。


 ちなみに、そんなに心配なら嘘の郵便番号を入力すればいいと思われるだろう。実は僕もそう思い、かつてそういうことを何度かしたことがあった。しかし、そういうことを続けているとサイト側から、入力内容の信憑性についての確認を促すような連絡が来たりする。
 これは遠回しに「虚偽の内容を回答していませんか」、もしくは「登録情報に間違いがありませんか」と訊いているのだ。

 このような知らせがどうして来るのか? 
 ちょっと考えればわかる。

 あくまでも僕個人の推測ではあるが、アンケートの質問項目の中に自分の登録情報に関係するような質問項目があれば、それが事前に登録してある自分の個人情報の内容と照合されているのではないかと思われる。(これは回答されたデータの信憑性を高めるためではないかと推測される。)
 例えばアンケートの質問項目に郵便番号の入力指定があり、その郵便番号から導き出された住所と、事前に登録してある自分の住所情報が照合されるのだ。そしてそれに相違がある場合、一度や二度ならまだしも何度も相違していたりすると要確認対象会員となるのではないだろうか。そして前述したような確認を促す連絡が来るのではないだろうか。
 これを無視して同じことをその後も繰り返すと、下手をすると、いい加減なアンケート回答を日常的に行っている悪質な会員と見做されて強制退会され兼ねない。
 それはこちらの本意ではないのだ。だから僕は今はそういった虚偽の回答は一切しない。個人情報に関する危険性が感じられた場合は、やはり「そのアンケートの回答自体をしない」が正しいやり方だと思っていて、それを実践している。


 但し、僕と同じように各種アンケートサイトに登録し、依頼が来たアンケートに答えてポイントを貯めている方々に、僕と同じようにすべきだなどと言うつもりはない。ここまで書いてきたことは僕個人の考えだ。それに郵便番号を入力することに抵抗がないという方もいらっしゃるだろう。つまりあくまでも個人で判断されることであって、僕がお節介を焼くことではないのだろうと思う。だがこのお節介のようなことを、願わくば頭の片隅にちょこっとでも残しておいて頂ければ幸いだ。


【PS.】
 昨日「共謀罪」法が成立した。いよいよ監視社会、密告社会が現実になりそうだ。
 そのような社会になると、人間による密告、至るところに設置されているカメラ、そして既に完成している極めて精度の高い顔認証システム、更には各人が持つスマホに内蔵されているGPSやロケーションシステムによって、誰がいつどこで何をしたかが筒抜けになるのは間違いないだろう。

「そんなことしませんよ」と政府が言っても、もう誰も信じないだろう。

 気をつけなければいけないのは、ネットでも同じだ。ブログで好き勝手なことを書いていたら、いきなり家に公安が踏み込んできたってことも、そのうち現実になりそうな気がする。

 ネットにあるのは、一見するとすべて文字や画像、映像だが、実はこれらはすべて電子ファイルであり電子データだ。人間がその中身を見たって、膨大な量の数字(2進数や16進数の数字)が羅列しているだけで何のことやらさっぱりわからない。だが機械、すなわちコンピュータは、それを瞬時に認識する。つまりどんなものであれ、ネット上にあるものはコンピュータが認識できるものであり、それは既に「ビッグデータ」という名目で、いつの間にか僕らの知らない所で活用されている。将来、例えば危険と見做された言葉で「ビッグデータ」にて検索された結果をもとに個人を危険分子として割り出すことだって考えられるだろう。
 もちろん前述した防犯カメラのデータやスマホのロケーションデータだって同じだ。人による密告だってデータ化されるだろう。すべてはデータになるのだ。そしてデータになればコンピュータで管理される。

 こんなことを考えていたら、やはりアンケートの回答項目に郵便番号があったなら、そのアンケートへの回答はやめた方がいいようだ。いや、そもそもアンケートの回答なんてこと自体をもうやめた方がいいかも知れない。なぜなら「アンケートの回答内容の件でお尋ねしたいことがあります」と言って公安が突然自宅に押しかけて来るような世の中に、やがてなりそうな気がしないでもないからだ。






にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村

エッセイ・随筆 ブログランキングへ



関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
                                 
                                      

コメント

非公開コメント

    

励みの素

励みになりますので、よろしければポチッと押してやってくださいませ。
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村


エッセイ・随筆 ブログランキングへ



リンク

広告その1

レンタルサーバー

広告その2

FC2 CNT