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文亮[ぶんすけ]

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第20話 欠陥住宅?(2)

2017/03/07 Tue 15:00
category - エッセイ
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◆業者の一人が家の中の、以前から使っている電話線が出てきている穴から誘導線(とでも言えばいいのだろうかあれは)を突っ込む。それはフニャフニャしたものではなくて、ある程度の硬さを保持した線のようなものだ。それが壁の中にあるパイプを這って外壁にある外線の取込み口にまで辿り着くと、外にいるもう一人がそれに電話線本体をくっつける。そして合図と共に家の中にいる業者がその誘導線を今度は家の中へと戻すのだ。それによって電話線本体が家の中に導かれる。
 予定ではこのようなシナリオだった。
 しかし結局工事は中止となった。

 原因は家内部にある配線用のパイプ(?)が途中で外れている可能性が発生したからだ。いやこう書くとわかりにくいか。
 つまりはこういうことだ。以前から使っている電話線が出てきている穴から誘導線を突っ込んだものの、どれだけ突っ込んでもそれは外線の取込み口にまで達しない。突っ込みながら耳を澄ませて音を聞いていると、どうもそれはあらぬ方向の壁へと突き進んでいたのだ。
 業者は「パイプが途中で外れている、もしくは、ある部分になるとパイプ自体がないかも知れない」と言う。
 僕が「じゃあ、今ある電話線はどうやって引き込んだんだろう?」と訊く。
 業者は「想像だけど最初は中に針金のようなものが通っていて、それに今ある電話線を付けて中に導いたんじゃないか」と言い、更には「今ある線を撤去するのであれば、それを誘導線代わりにすることで新しい線を入れ込むことは可能」と言った。
「それは無理だ」
 僕が出した結論だ。

 こうなるともう業者では手に負えなくなった。例えばこの家を建てた工務店に連絡して壁を剥がすなりして内部に通しているであろうパイプなどが今どういう状態になっているかを見るなりしないと何もできないということだった。
 それを聞き、僕は思った。
「またこの家の欠陥が一つ露見してしまった……」

 この家に引っ越してきて10年以上経つが、その間にいくつかの欠陥(いやもう「手抜き」と言ってよい)が白日に曝され、その都度僕は工務店に連絡して修繕させたのだけど、毎回それは本当にウンザリするものだった。もちろん今回判明した事実も僕を十分ウンザリさせた。これだけの欠陥・手抜きのようなものが出てきたという事実は僕に「あとどれくらいの欠陥・手抜きのようなものがこの家に隠れているのだろうか」という思いを起こさせずにはいられなかった。軽微なものであればまだしも、重大な欠陥が隠れていたら……。 例えば構造自体に問題が隠れていて大きな地震が発生しても本来なら耐えるはずが、隠れている欠陥によっていとも簡単に倒壊してしまうとか……。
 たまにトイレの排水溝から異様な臭いがするのだけど、実はトイレの下水溝が外れていて床の下に汚物が溜まりまくっているとか……。
 どう考えてもウンザリするような予想しか湧いてこない。

 住宅ローンはまだまだ腐るほど残っている。予定では僕が死んでもおかしくない年齢になる頃までそれは続く。その頃までこんな家に金を出し続けねばならないのかと思うとますますウンザリした気持ちになる。まったくとんでもないものを買ってしまったと後悔しきりだ。
 もしタイムマシンというものがあるのなら、それに乗って十数年前の自分に会いに行きたいものだ。会って「この家を買うのはやめておけ! 今のままこの中古マンションに住み続けろ!」と、こんこんと言い聞かせたい。




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