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第38話 祖父の命日に思ったこと

2017/03/31 Fri 07:10
category - エッセイ
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◆3月31日。この日は父方の祖父の命日だ。祖父は今から約40年ほど前、僕が中学二年生の時に亡くなった。死因はクモ膜下出血。
 確か2月の下旬頃だったか、その日の夜は僕はいつものように近所の塾に行っていた。そして塾が終わると、いつもならまっすぐ家に帰るのだが、その日に限って友達の家に立ち寄った。そして一時間ほどだべっていた。すると友達の家に電話があったのだったか、それとも親が友達の家にやってきたのだったか忘れてしまったのだが、祖父が倒れたということを知らされて慌てて自宅に帰った。
 それからのことは、バタバタしていたということと、既に40年近くも昔のことということで、あまりよく覚えていない。家族と一緒に何度も病院に祖父を見舞ったり看病しに行ったりしたことは、しっかり覚えているのだけれど、じゃあ病室でどんなことをしたかといった詳細は、もう忘れてしまった。
 クモ膜下出血で倒れた祖父は手術はしたものの、その後は昏睡状態が続いた。そして倒れてから約一ヵ月経った3月31日の早朝、容態が急変した。
 祖父は結局意識が戻ることなく息を引き取った。
 最期は祖母が看取った。僕たちは、その日は自宅にいて、これから病院に向かおうとしたところに祖母からの連絡が入った。連絡を受けたのは父だ。今でも覚えている。祖父が亡くなったと告げられ、そしてその電話を切った後、父は電話の前で一人しばらくの間立ち尽くしていた。その後ろ姿を見るに、僕は祖父が亡くなった悲しみを、父は今必死でこらえているのだと思った。
 それから父は僕達に向かって祖父が死んだこと、もう祖父はこの世からいなくなったのだということを告げた。

 あの日から40年近くも経ってしまっただなんて本当に信じられない。それだからかどうかはわからないのだけれど、この度は今年が正確には祖父の何回忌にあたるのかが気になってしまった。数年前に三十三回忌は終えているから、既に法要のことを気にする必要はなくなっているのだけれども、一旦気になってしまうと調べなければ気が済まなかった。
 すぐにネットで調べてみたところ、今年は四十一回忌にあたるようだ。もし次に法要をするとしたら9年後の五十回忌ということらしい。まあおそらくはもう法要はしないと思うが。
 おっと……、今気がついたのだけど、その年、僕は祖父が亡くなった時と同じ歳になるではないか。僕はあまり気にしない方なのだけれど、こればっかりは何か因縁めいたものを感じずにはいられない。

 これは何か起こるかな? 

 僕の父親は病気持ちではあるが、おかげ様で普通に暮らしている。頭も白髪ではあるがフサフサだ。
 僕のおでこから頭にかけての骨格は父に実によく似ている。だから僕は歳を取っても父親と同じように頭が禿げることなく白髪だらけになるのだろうと思っていた。実際に30歳を超えた辺りから白髪が異様に目立ち始めたりもしたから、まずそうなるのだろうと思っていた。しかし現実は違った。
 40代の終わり頃辺りから頭部のてっぺんが寂しくなり始め、今では(まだ若干髪の毛は残っているものの)ほとんど円形ハゲに近いような状態になった。これはちょうと僕が小さい頃に見ていた50代の頃の故祖父の頭部とそっくりなのだ。
 よくよく考えてみれば、おでこから頭にかけての骨格は父にそっくりなのだが、僕の顔は基本的には昔から父よりも祖父に似ていたのだ。どうやら頭部そのものは祖父からの隔世遺伝っぽい。それを考えると僕にもやっぱり頭の血管が切れてしまうようなことが起こってしまうのだろうかと思ってしまう。
 というのも、30代の半ば頃と40代の半ば頃に僕は変な経験をしている。それは夜中、寝ている最中にいきなり頭の中で「バーン!」というような爆発音がして目が覚めたという経験だ。目が覚めた時は、どこかで爆発でもあったのかと思ったのだが、窓は締め切っていて外からの音は遮断されている。もちろん家の中で何かが爆発したというような形跡もない。何より横で嫁さんも娘もスヤスヤ寝ている。つまり自分だけが、いきなり爆発音のようなもので目が覚めてしまったのだ。
 最初に経験した30代の半ば頃の際は、最終的には訳の分からない夢でも見たのだろうと思って気にしなかったが、40代の半ば頃に再び同じ経験をした際は、さずがに気になった。そして当時の同僚から「頭の血管が切れる時っていうのは爆発音みたいな音が頭から聞こえるらしい」ということを聞かされ、結構不安になった。故祖父がクモ膜下出血で亡くなっているという事実があったからだ。だが僕の頭の骨格は父親似だから大丈夫だろうと思い直した。更には40代の終わり頃に機会があって脳のMRI検査を行った際に異常なしとも言われたから、更に大丈夫だろうと思った。
 しかし、現在のこの頭部てっぺんの状態は、繰り返すが、僕が小さい頃に見ていた50代の頃の故祖父の頭部とそっくりなのだ。そして僕が父親似ではなく祖父似なのだということを改めて考えてみつつ、30代の半ば頃と40代の半ば頃に経験したあの頭の中での得体の知れない爆発音のことを考えると、近い将来、いや先ほどの何か因縁めいた「気付き」のことを考えると、今から9年後くらいに僕にも故祖父と同じようなことが起こるのだろうかと考えてしまうのである。

 考え過ぎであろうか?

 だがそれ以前に、その歳まで生きている自信が今の僕にはないのだけれど……。

 とりあえず少しは故祖父のことを思い出しつつ合掌することとしよう。




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