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文亮[ぶんすけ]

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第41話 ナイシトール、内脂肪取る?

2017/04/05 Wed 07:10
category - エッセイ
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◆僕は昔からあまり太るタイプではない。だから今までほとんど「ダイエット」というものを意識したことがなかった。どちらかと言うと食べても食べても太らず、それでも何とか筋肉などをつけるために食べようと思って毎日三食きちんと食べるというようなことを続けると、決まって無茶をした分のしっぺ返しのように胃腸を壊して激しい下痢に苦しむ結果になってしまうタイプだ。
 結婚した頃もそうだった。痩せている僕に対して嫁さんは健康のためにも少しくらいは太らそうと思ったらしく、夕食はもちろんのこと、結婚するまで朝と言えば一杯のカフェオレだけで済ませていた僕に、しっかりとした朝食を毎日用意してくれた。そして僕もせっかく嫁さんが作ってくれたのだからと、せっせとそれを食べる毎日を送った。その結果、確かに体重は増えた。周りから「幸せ太り」というような冷やかしも受けた。
 しかし、残念ながらある時それは終焉を迎えた。僕が胃腸を壊したのだ。
 元々僕は胃腸がそんなに強くなく、負荷がかかるとすぐにお腹の具合が悪くなる体質だった。その時も結局原因はわからなかったが急性胃腸炎と診断され、医者からは「必ずしも毎日三度三度きちんとご飯を食べなければいけないわけではない。無理して食べる方が体に悪い。個人差があるのだから自分にあった食べ方をして下さい」との忠告を受けた。
 それから僕は医者の忠告を受け入れ、嫁さんにも理解を得て体調に合わせて食事の量を調節するようにした。時には昼食を食べないという期間を設けたり、逆に深夜に軽く口に物を入れる日を作ったりした。一般的には不規則な食生活であって良くないことなのだろうが、現実的にこうすることで僕の胃腸は(時に激しい下痢に見舞われることはあったものの)基本的には穏やかな状態を保ち、かつ僕の体重もプラスマイナス5kgの範囲で増減を繰り返していた。

 ところが40代も半ばになった頃、それまでは食事の量を調節することでできていた体重のコントロールが思うようにできなくなってきた。特に冬場になると、いくら食事の量を減らしても体重がなかなか減らなくなってきた。下腹部の脂肪が目立ち始めたのもこの頃だ。おそらく新陳代謝力が加齢によって弱まってきたのだろう。
 最初にそれを意識した年の冬が終わった時、僕の体重は5Kg増えていた。それでも春になって気温が上がると暖かさゆえの新陳代謝力の向上があったのか、冬場に太った分はすぐに帳消しになり、更には夏場になって逆に体重が5Kg減った。
 それ以降、そういう年が続いたから冬場に太っても春から夏にかけて痩せるという意識が僕に根付いた。
 しかし僕の新陳代謝力は確実に落ち続けていた。50代になると冬場は変わらず太るものの「春から夏にかけて痩せる」という現象があまり起こらなくなり、そのまままた次の冬を迎えるというようなことが珍しくないようになってしまった。
 このような状況を「ヤバイかなあ」と思いつつも、ほとんど運動らしい運動をせず、一日絶食すれば、それなりに体重は減るということもあって、僕は特段真面目に対策を考えなかった。僕の頭にはやっぱり「冬場に太っても春から夏にかけて痩せる」という過去の成功体験のような記憶がしつこく残っていて、それに胡坐をかいていたのだ。
 真剣にまずいと思ったのは昨年の秋だ。例によってその前の冬に体重が増えてしまったのだが春が来て夏が過ぎ、もうすぐ冬だと思い始めた頃、久しぶりに体重計に乗ったら、自分史上最高の値が表示された。社会人になった時と比べて14Kgも多くなっていたのだ。
 さすがにこのままではまずいと思ったから、また食生活を見直した。この頃どういうわけか食欲が旺盛になっていて、毎回お腹が満腹になるまで食べていた。昼食によく食べるインスタントラーメンも、それまでは汁はほとんど残していたのに完全に飲み切ってしまうというような状況になっていた。明らかに欲望のままモノを口にしていたのだ。改めて下腹部を見てみると余計な脂肪が増えているのがよくわかった。
 ぼくは節制をした。このままだと本当に中年太りではなくて、ただのデブになってしまうと思ったから本当に節制をした。
「デブにだけは死んでもなりたくない」
 これは若い頃から僕にある信念の一つだ。ただでさえ禿げてきているのだ。これでデブになったらもうマジで絶望してしまう。
 できれば何か運動をしたいのだけれど、実は今は訳あって激しい運動ができない体なので、それ以外で何かいい手はないかと考えた。そしてその結果、一つの方法にたどり着いた。それが「ナイシトール」という薬の服用である。

 ナイシトールという薬のことは、テレビのコマーシャルで知った。それは、服めば下腹部などについている内脂肪を燃焼して落とすことができるというようなイメージのもので、ある売れっ子の男優さんがその製品名を声高に叫んでアピールしていた。
 僕はこれならいいかなと思った。体重を調節したいのはもちろんなのだけれど、それ以上に年々増えている下腹部周りの脂肪を落としたかった。それは経験的に毎日腹筋のような運動をしたりランニングをしたりすれば落ちていくものだと知っているのだが、それらをすることに関しては、あまり気が進まなかった。それによって内脂肪が減っても余計な筋肉が増えてしまいそうだからだ。
 僕は以前から余計な筋肉を増やしたくなかった。筋肉は鍛えることをやめるとすぐに脂肪になってしまう。これからどんどん老齢になる身だ。新たな筋肉を維持していくのはきっと厳しい。つまり僕にとって、今筋肉をつけることは将来の脂肪をつけることになるのだ。そうなってしまったら本末転倒ではないか。
 そもそもそういう運動を行うのが難しい状態だ。だから今の僕は、今ある筋肉は維持しつつ下腹部の余計な脂肪を落とすということを念頭に置かねばならない。そうなると、ここはやはりナイシトールという薬を試してみるのが良かろうと思った。

 近所の薬局に行き、ナイシトールを探した。
 あった。しかし高い! 336錠入りで約4000円!
 こんなにするのかと腰が引けた。今回は僕の個人的な欲求によるものだから購入費用は家計からは出ない。あくまでも自分のこづかいで買うのだ。4000円と言えば、自分の一ヶ月のこづかいを考えるとかなりの高額である。
 買うか? 諦めるか? ええい、買ってしまえ!

 ということで大枚4000円を出して「ナイシトールG」というものを購入し、服み始めることにした。
 一日二回、食前に何と5錠服めとなっている。
 一回5錠ということは一日二回だから一日で10錠。一瓶336錠だから約一ヶ月分ということか……。
 ここで自分のセコさが発生。
 この薬品は防風通聖散(ボウフウツウショウサン)という漢方薬なのだけれど、実は僕にはこれまでに漢方薬を服んだ経験があまりなかった。だからいきなりこういうものを5錠も服んで僕の胃腸は大丈夫なのだろうかと今更ながらに心配した。それに4000円もするものを毎月購入できるほど僕のこづかいは潤沢ではないということを考えると、現段階では効果の様子を見るという点においても、いきなり5錠ではなく、まずは3錠くらいから始めるのが良かろうという何の根拠もない自分の勝手な理屈が頭の中を占領した。
 僕はこの日から朝夕の食前にこの薬を3錠服むという生活を始めた。

 効果のほどは……?
 
 もうすぐ半月が経つが、今のところ下腹部の脂肪に大した変化は見られない。目立つことは、やたらと便意が来ることだ。それゆえ体重は増えないのだけれど、だからと言ってさほど減りもしない。個人的な感想を言えば「単に下痢に近い便意がよくやってくる。しかも困ったことに定期的にではなく突然不意にやってくる。本当に脂肪が減っているのか甚だ疑問……」というのが正直なところだ。
 とりあえず大枚4000円も出して購入したものだから使い切ってしまうつもりでいるが、このまま単に突発的な便意を誘発させるだけのものなら、もう買うことはないだろう。

 これからの2~3週間にナイシトールGの真価が問われる。頼むからせめて少しは体重減らしてくれよ、4000円も出したのだから……。
 果たして一瓶の錠剤を服み切った後、体重計に乗った僕は「ニャリ」と笑えるであろうか? Gパンがスルリと穿けるであろうか?。




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