ヘッダー画像

記事執筆者

文亮[ぶんすけ]

Author:文亮[ぶんすけ]
 
ようこそ。
文書き屋日碌
[ふみがきやにちろく]へ
作家もどき? いえ、作家きどりのオッサンです。
もちろん記事はすべて自分で書いています。
 

最新記事

カテゴリ

最新コメント

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
556位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
46位
アクセスランキングを見る>>

月別アーカイブ

Access(P)

Access(U)

呟いてます

宣伝

ラジコンのことなら


結果にコミット


プリンターのインクなら


パソコンなら
デル株式会社

自動車保険やバイク保険なら
チューリッヒ保険

アフィリエイトするなら
    
            

第49話 万年筆を探して(2)

2017/04/15 Sat 07:10
category - エッセイ
コメント - 0
                         
このエントリーをはてなブックマークに追加
 こうやって僕はまた万年筆を使いだしたのだけれど、折しもその頃からか万年筆が静かなブームとなり始め、その地位を復活させ始めていた。たぶん僕みたいに次々に出てくる新しい筆記具に、ちょいとした満腹感を持ってしまったというような人が他にもたくさんいて、そういう方々が久しぶりに万年筆を使ってみたところ改めてその良さを実感したのではないだろうか。
 それから僕の手元には何本もの万年筆がやってきた。と言うのもそれ以降、嫁さんが同じような付録の万年筆をよくもらってきたからだ。
 しかし僕ははきちんとした万年筆が欲しくなった。理由は嫁さんがもらってくる付録の万年筆のどれもが、インクカートリッジがヨーロッパタイプのもので、よく売られている国産のインクカートリッジが使えないタイプのものだったからだ。ヨーロッパタイプのインクカートリッジは売られてはいるものの、そこらの文房具屋などではなかなかお目にかからず、売っていたとしても在庫がないことが多い。ネットでも売られているが送料を考えると割高であることこの上ない。
 更には付録の万年筆がいすれも比較的太字であることも僕は気に入らなかった。細字とまでは言わないが細めの中字が僕の理想なのだ。それに安物の紙を使用している都合上、書いてはインクが紙に必要以上に滲み込み、乾くのに若干の時間がかかるのもいただけなかった。
 僕はネット等を使って国産の万年筆を探した。しかし自分が良さそうと思ったものはどれも安くはなかった。最低でも3000円はした。いい大人なのだから、3000円程度の自由になる金くらい持っているだろうと思われそうだが、こづかいの少ない僕にはその額は侮れないものだ。(世のサラリーマンなら理解して頂けるだろう。)だからいつも二の足を踏み、結局は「もうしばらく我慢するか」ということで付録の万年筆を使い続けることになっていた。
 ところが2年程前のことだ。国内の各万年筆メーカーが安価の万年筆を新たに発売し始めたのだ。
 僕は早速その中からパイロットが販売していた「カクノ」という万年筆を買った。これは万年筆ブームの火付け役的万年筆と言われたもので、何と1000円という価格なのに万年筆の魅力をしっかりと備えたものだった。もちろんカートリッジもパイロット製のものが使えるから、どこでも買うことができた。昔の万年筆のような重厚な装いは皆無であるが手軽に使えるという点で個人的にはまあまあ重宝した万年筆だった。
 しかし、そういった安価な万年筆には、やはり致命的な欠点があった。
 まずは軽すぎることだ。はっきりって安いシャーペンやボールペンと変わりない。ペン先が違うというくらいの差しかない。普通の方にとっては、それが有難いことなのだろうが、残念ながら僕にとっては、やはりゆっくり書くということがしづらい。
 更には筐体が軽い故か脆い。いや脆過ぎた。購入して一年も経たないある日、僕は誤ってそれを床に落としてしまった。すると床に落ちた衝撃によってか、はたまた床への当たり所が悪かったのか、それはそれは(スローモーション映像を見ているかの如く)見事にペン先が本体から吹っ飛ぶようにはずれてしまった。
 僕の目は点になった。こんなに簡単に壊れてしまうなんて想像もしていなかったからだ。
 僕はそれの修復を試みたが結局は直らなかったから捨てるしかなかった。

 そして僕は今、再びあの付録の万年筆の中の一本を使っている。
 やはり万年筆というものは、そこそこの重量感としっかりした筐体が必要だ。それを念頭に僕は再び万年筆を物色している。安価なものは、それはそれで買うつもりでいるのだが、やはり万年筆として相応の、しかも自分の理想を叶えてくれる一本が欲しい。しかし値段など折り合いがつかない点があったりして、それは現在のところ難航している。
 いつの日か自分の理想とする万年筆に出会いたいのだけれど、まだまだ僕の万年筆探しの航海は続きそうだ。






にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村

エッセイ・随筆 ブログランキングへ



関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
                                 
                                      

コメント

非公開コメント

    

励みの素

励みになりますので、よろしければポチッと押してやってくださいませ。
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村


エッセイ・随筆 ブログランキングへ



リンク

広告その1

レンタルサーバー

広告その2

FC2 CNT